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(注)TDI−AP(トレ-ド・デ-タ交換に適用されるプロトコル)
───UNCID第2条定義d───
テレトランスミッションにより行われるトレ−ド・デ−タ・トランスファ−の表示および構造に関する国際標準規格に基づくトレ−ド・デ−タ・メッセ−ジの交換方式
(2)CONTRLメッセ−ジによる受信確認
CONTRLメッセ−ジは、どのようなメッセ−ジがどのように受信されたかなど、メッセ−ジの受信状況を受信者側から発信者側に送信するメッセ−ジである。
メッセ−ジの発信者は、CONTRLメッセ−ジを受信することにより、当該メッセ−ジが相手方に受信された事実を確認できるとともに、CONTRLメッセ−ジの内容をチェックすることにより、送受信されたメッセ−ジにエラ−があったのか、正常であったのか等を知ることができる。
(3)他の媒体を使用した受信確認
Eメ−ルで送信されたメッセ−ジの受信者が、その受信の事実を電話により発信者あてに連絡するというようなことはよく行われていることであるが、電話以外の他の媒体を使用した受信確認は、あまり例がない。
(4)受信確認を要するメッセ−ジの種類の指定
セキュリティ上の要請(「受信否認防止」などの要請)から受信確認をする場合には、その旨を当事者間において明確にしておく(EDI協定書に明示しておく)必要がある。
なお、デ−タの意味内容の返信が付随するようなメッセ−ジの受信に際しては、一般的には、受信確認は必要ではない(例えば、発注請けデ−タの送信が義務づけられている発注デ−タについての受信確認は、不要である)。
(5)受信確認の期限
「受信確認の期限」は、EDI取引当事者間において受信確認が必要である旨の協定をした場合において、送信したメッセ−ジが相手方により受信されたかどうかを送信側で確認するために設定する期限である。

 

 

 

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